イケメンすぎる、君が好き。
そうして迎えた休み時間。

いつものように葵の周りには女子たちが集まっていた。

「桐生くん、練習試合の動画見たよ!」

「めっちゃかっこよかった!」

「ほんと王子すぎる!」

「あはは、ありがとう。」

葵はいつものように笑顔で答えている。

俺は少し離れたところから、その様子を眺めていた。

……よし、今だ。

俺は一歩踏み出す。

「葵。」

「あ、遥...!」

葵が俺に気づいた。

ぱっと顔が明るくなる。

その笑顔の眩しさに一瞬怯みかけたけど、今日は負けない。

彼氏宣言するんだ。

俺は葵のところまで歩いていって――。

「……っし」

< 130 / 149 >

この作品をシェア

pagetop