イケメンすぎる、君が好き。
そこで。

―――なぜか葵が俺の手首を掴んだ。

「え?」

ぐいっ。

「わっ!?」

そのまま引き寄せられる。

そして気づけば俺は、葵の胸元あたりまで引っ張り込まれていた。

後ろからぎゅーっと回される手。

「…………。」

頭が真っ白になった。

え。

ちょ。

待って。

何これ。

「あ、葵サン……?」

「ふふ。」

耳元で、楽しそうな声がする。

俺の肩に顎を乗せるようにして、葵が俺を抱きしめている。

しかも、周りにはあんぐりと口を開けたファンの女子たち。

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