イケメンすぎる、君が好き。
「あのーー……あ、葵....?」

「ん?」

「これ――」

「みんな知ってる?」

葵は俺を抱きしめたまま、周りを見渡すと、いたずらっぽく目を細めた。

いつもの学校中の女子を虜にするような、完璧な王子様の笑顔じゃない。

もっと無邪気で明るくて、ちょっと悪戯っぽい、俺だけが知っているような顔。

「遥は私よりもかっこいいんだよ?」

「…………。」

心臓が止まりかけた。

そんな俺を見透かしたように葵が楽しそうに笑う。

「私の自慢の彼氏。」

「「「きゃーーーーーーーー!!!」」」

再び、ものすごい歓声。

「無理ぃぃぃ!!」

「桐生くんが彼氏自慢してる!!」

「しかも小野寺くんのことかっこいいって!」

「王子じゃない顔してるのやばい!!」

「その笑い方反則ーー!!」

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