イケメンすぎる、君が好き。
――そう。

俺が堂々と彼氏宣言するはずだった。

イメトレも完璧だった。

なのに。

蓋を開けてみれば、俺より何倍も堂々と.......しかも俺を抱きしめながら。

「私の彼氏」と宣言したのは、葵だった。

そしてその日から学校中に知れ渡った俺達の関係。

桐生葵には、大好きな彼氏がいる。

しかも、その彼氏を本人がめちゃくちゃ自慢している。

……そりゃこうなるわ。

数日経った今でも、廊下を歩くだけで黄色い声が飛んでくるくらいだ。

「遥。」

隣から葵が俺の顔を覗き込む。

「何?」

「なんか嬉しそう。」

そりゃそうだ。

俺の彼女が。

こんなに最高の女の子が、俺を好きだって言ってくれてるんだから。

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