イケメンすぎる、君が好き。
「ねぇ、遥。」

「んぁ?」

葵が制服の袖をちょん、と引っ張る。

「ネクタイ曲がってる」

「あ、まじ?」

「じっとしてて」

そう言って俺の前に立つ。

いや近っ。

身長差がある分、葵が屈んで顔を近づけてくる。

神様、俺を160cm台にしてくれてありがとう。

てかいい匂いす......

そこまで考えて自分の腕をつねった。

あっぶね、今俺すっげぇ気持ち悪いこと考えてた気がする。

それと同時に葵がネクタイから手を離した。

「よし、できた!」

「サンキュ!」

「はいー」

バクバク鳴る俺の心臓に追い打ちをかけるように、

葵がニコッと笑った。

……

…………あー、しぬ。

「颯汰ぁ」

「んー?」

「俺今日が寿命かも」

「あらら」

「心臓おかしいもん。不整脈とかで死ぬわ」

「それは残念だなぁ」

「マジで結婚したい」

俺の言葉に、横で美優が腕を組んでうんうん頷く。

「いやぁ〜、分かるわー。」

「だろ!?『ネクタイ曲がってる』って自然に直してくるんだもん。

少女漫画のヒロインに転生したのかな?てなった」

「わっかるぅ〜〜!」

「なんでそこで意気投合してるの」

颯汰が呆れたように笑ってるが関係ない。

その横で葵だけが首をかしげている。

「……?」

あーもー、その顔無理限界。

ほんと葵は今日も世界一かっこよくて、

世界一可愛い俺の最強な彼女だ。
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