イケメンすぎる、君が好き。

溢れるモヤモヤの正体は....!?

教室のドアを開けた瞬間から、聞き慣れた黄色い声が飛び交っている。

……ん?

いや、なんかいつもより多くね?

自分の席へ向かいながら、

それとなく教室の中央にできた人だかりを見る。

その中心にいるのは、もちろん葵。

週末の試合で活躍したこともあってか、

いつにも増して女子たちが集まっていた。

「ありがとう。みんな応援きてくれて嬉しかったよ」

「はぅあッ!!もっ、もちろんです!!!」

「桐生くん、最後のシュートすごかったぁ〜!!」

「見ててくれたんだ。嬉しいな」

「っ……!」

その一言で、何人かが胸を押さえている。

……分かる。

この光景だって慣れてるし.....うん、慣れてるし。

「昨日の試合、動画、見ました!」

「え、恥ずかしいな」

「写真撮ってもいいですか?」

「私とでいいの?」

「王子が良いんです!!」

「じゃあもう少しこっち寄って。」

「ひゃっ!ち、近いです.....!!!」

葵は嫌な顔ひとつせず、相手に合わせて笑っている。

しかも、その対応がいちいち完璧なのだ。

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