イケメンすぎる、君が好き。
頼まれれば応じるし、

褒められれば照れながらもきちんとお礼を言う。

誰かが話していれば、ちゃんと相手の目を見て聞く。

昨日の試合でさらに人気が上がったせいか、今日は朝からずっとこんな調子だった。

「……すげぇな。」

隣で颯汰が呟く。

「昨日までも十分すごかったけど。」

「うん。」

俺も頷く。

「今日、三割増しくらいで人いる。」

「試合効果だねぇ。」

「……。」

俺は自分の席から葵を眺める。

いつもなら、朝一番に俺のところへ来てくれる。

「おはよ、遥」

そう言って、眠そうな俺の顔を覗き込んでくれる。

それが俺の毎朝の楽しみだった。

でも今日は、葵と俺の間に、女子の人垣がある。

しかも、なかなか途切れない。

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