イケメンすぎる、君が好き。
けれど今は―――。

「桐生くん、これ!」

「ん?」

「この間の試合の写真なんだけど――」

「ありがとう。あとで見てもいい?」

そんな会話の向こう側に、俺がいる。

目が合うことはあったし、

そのたびに葵は、いつものように小さく笑ってくれる。

でも、欲深い俺は、そんなものじゃまだまだ足りない。

「遥。」

隣から颯汰に呼ばれて、俺は顔を上げた。

「ん?」

「今日も行かないの?」

「……無理だろあれは.....。」

葵の周りを見れば、十人近い女子が集まっている。

「まぁねぇ。」

颯汰はそれ以上何も言わず、机に頬杖をついた。

俺も視線を戻す。

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