イケメンすぎる、君が好き。
翌日。

それは、月曜日とほとんど変わらない朝から始まった。

「おはよう、桐生くん!」

「昨日の試合、ほんっとかっこよかった!」

「ねぇ、あの最後のシュートってどうやって――」

教室の中央には、今日も葵を囲む人だかりができている。

昨日の試合でさらに火がついたらしい。

試合中のプレーだけじゃない。

女子からタオルを渡されれば、「ありがとう」と笑って受け取り、

飲み物を差し出されれば「助かるよ」と自然に返す。

誰かが話しかければ、ちゃんと相手の目を見て話を聞く。

その一つ一つがいちいち様になっていて。

俺が言うのもなんだけど、そりゃ人気出るわーって感じだ。

「……。」

俺は自分の席から、その様子を眺めていた。

昨日までは、あの輪の外からでも気軽に「葵ーっ!」と声をかけられた。

葵もすぐに俺を見つけて、笑ってくれた。

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