イケメンすぎる、君が好き。
三章

募る不安は誰のもの?

……なんだろう。

最近、胸の奥が妙にすかすかする。

毎日、隣にいるのが当たり前だった。

くだらないことで笑って。

葵のちょっとした仕草にいちいち騒いで。

帰り道には、今日あったことを話して。

それが、たった数日でなくなった。

もちろん、葵が悪いわけじゃない。

葵は今まで通り優しいし、俺を避けているわけでもない。

俺だって、葵が人気者なのは嬉しい。

試合で活躍して、みんなから憧れられて。

「俺の彼女、すげぇだろ」って全校生徒の前で大自慢したくなるくらいだ。

……なのに。

「小野寺さぁ。」

「ん?」

「最近、なんか元気なくない?」

美優が、珍しく少し心配そうに俺を見た。

< 99 / 149 >

この作品をシェア

pagetop