キミの声を聞かせて
「どんな子とメールしてたの?」

「この人」

亜里愛は瑞稀に、亜里愛と椿季が一緒に写っている写メを見せた。

「へぇ~、可愛いじゃん」

亜里愛はなんとなく嫌な予感がした。

「お兄ちゃんには婚約者がいるんだからだめだよ」

婚約者と言っても、親同士が勝手に決めた縁談。

瑞稀は研修医だ。
相手はいい家の娘で、瑞稀に恋をしている。

「俺、この子と仲良くしたい!」

わがままだとは思ったが、親同士が決めた縁談とわかっている為、兄が可哀想に思い、亜里愛は瑞稀の言葉に断れなくなってしまった。
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