キミの声を聞かせて
後輩の兄
翌日。

「椿季(つばき)さん、わたし、兄がいるんですが…、兄が椿季さんと手紙のやり取りをしたいそうです。
読んでくれませんか?」

スクールバスでいつもの場所に座ると、亜里愛(ありあ)は椿季に兄からだと言う手紙をもらった。

「え、亜里愛ちゃんのお兄さんがなんでわたしと文通したがってるの?」

「椿季さんを可愛いって言ってました。
美月(みつき)って呼んで、って。
美月ってナルシストっぽくて嫌なんですけど…」

「美月さん…」

「あ。本名は瑞稀(みずき)です」

「お兄さんは何歳なの?」

「26歳です」

「え、7歳年上!?」

「はい」

思わず、椿季は頭を抱えこむ。
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