ポリスラインを翔びこえて
でもその警察官は烏轟組を裏切って逮捕しようとしたが失敗。
理由はわからないけど炎真信を撃って娘──私を救出して蒼羽家で育てた。
「……そんな、…私の、せいで……」
私のせいでパパは誤発砲した?
私のせいでほんとうの父親は死んだ?
ぜんぶ、私のせい?
「ひっひっひ、あんたもかわいそーな娘だな。そんな大事な話を今まで教えてもらえずに刑事やってんのね」
「……」
「しっかしまあ、姐さんは本っ当にきれーな人だったぜぇ。魔性の女ってまさにあれを言うんだろーな」
「……」
「あんたもそこそこべっぴんじゃん、ホムラマコトを落とす女ってさすがだよなぁ。血は抗えねえってこういうことか」
「…ぅるせ…」
「あ?」
「うるせえっつってんだろこの黒焦げ!」
ドカッ!
不意打ち一発右アッパーを食らわせる。
ヒリヒリ痛む手の甲を無視して急いで足のガムテープも破く。
腰抜け黒焦げ野郎は驚いた表情でこちらを見る。
他の男らも何が起こった?という顔で固まっている。