ポリスラインを翔びこえて

爆発音で廊下に出てくる烏轟のやつらを蹴散らし道を開ける。

蜂技がくれた見取り図のとおり屋敷の奥にその部屋はあった。


「油断すんなよ、リュウ」

「うっす」


ガチャ、と扉を開ける。

やけに静かだ。

ふと殺気を感じてリュウの肩を掴み一緒に屈む。


「っ!」

と同時にパーン!と乾いた発砲音。


顔を上げると冷ややかな笑みを向けて立っている烏魔と……、


「……アオ、ちゃん…?」


なんで。なんでこんなところに。


「んんんっ!んー!」


ガムテープで口を塞がれ身体をロープで巻かれている。

アオちゃんだけじゃない。
その後ろでもう一人、見覚えのある人間が。


「なんでセイ兄もいんだよ!あんたらは動くなって忠告しただろ!」

ああもう!兄妹そろって何してんだ!


「てめぇが動くなっつーの、ホムラマコトぉ」

「っ、」

「一歩でも動けばこいつの命はねーぞぉ」

そう言ってアオちゃんの肩に手を回しこめかみに銃を突きつける。

咄嗟にセイ兄が立ち上がろうとするも背後にいた親玉が背中をドカッと一蹴する。

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