ポリスラインを翔びこえて

「私は……体を動かすことが好きなので、友達とか職場のクラブの仲間とスポーツしに行くことが多いです」

「へえ、そうなんですね」

「はい」

「……」

「……」


うん。気まずい。全然会話が弾まない。

どうして彼は私とお見合いしようと思ったんだろう。

パパがどんな写真を見せたのかわからないけれど、たぶん私は見た目と中身の乖離が激しいタイプだと思う。

大人しそうに見えて気が強いね。
美人なのにガサツだね。
優しそうだと思ったのに意外と口が悪いね。

それが私。
人は見た目が99%なんて言うけれど、私はそれに当てはまらないタイプなんです、すみませんね期待外れで。

どうぞギャップ萎えでもしてください。


「さ、散歩でもしましょうか!せっかく天気も良いですし、こんなに素敵なお庭があるので!」

「そ、そうですね、気晴らしに!」


沈黙をかき消すようにバタバタと足音を立てて座布団から立ち上がってふすまを開ける。
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