声の王子様 ~意地悪なボイスアクターの危険な執着愛から逃れたい~
当時、人気番組のバラエティ部門のADだった私、鈴木紗枝はテレビ局の食堂で同期の与田芽衣と城田蒼と食堂で昼食とっていた。
太陽テレビに入社してもうすぐ1年が経とうとしていた頃だった。
その時の私は上はグレーのパーカー、下はジーンズに薄汚れた白のスニーカーを履いていた。
ジーンズのもも部分にはガムテープが張り付いていて、腰にさげた本体のガムテープと同じ色をしていた。
食堂にはタレントを含めて打ち合わせがてら食事を取っている大きなグループと3人1組の女性グループ、それと男女がそれぞれ1人で食事を取っていた。
そのうち1人は知っている顔だった。
大きな食堂の割には人数が少ない時間帯だ。
とはいっても12時ぴったりに一斉にランチタイムとなる職種ではなかったので、だいぶ遅い昼食だった。
「最近の新入社員はいいなぁ」
いつの間にか近くに上司である飯塚健吾がトレイを持って立っていた。
どうやら食事を終えたようで返却棚に返しに行くところのようだった。
先程見た時は返却棚の近くで食事をしていたので、わざわざここまで嫌味を言いに来たのはすぐにわかった。
「すみません」
太陽テレビに入社してもうすぐ1年が経とうとしていた頃だった。
その時の私は上はグレーのパーカー、下はジーンズに薄汚れた白のスニーカーを履いていた。
ジーンズのもも部分にはガムテープが張り付いていて、腰にさげた本体のガムテープと同じ色をしていた。
食堂にはタレントを含めて打ち合わせがてら食事を取っている大きなグループと3人1組の女性グループ、それと男女がそれぞれ1人で食事を取っていた。
そのうち1人は知っている顔だった。
大きな食堂の割には人数が少ない時間帯だ。
とはいっても12時ぴったりに一斉にランチタイムとなる職種ではなかったので、だいぶ遅い昼食だった。
「最近の新入社員はいいなぁ」
いつの間にか近くに上司である飯塚健吾がトレイを持って立っていた。
どうやら食事を終えたようで返却棚に返しに行くところのようだった。
先程見た時は返却棚の近くで食事をしていたので、わざわざここまで嫌味を言いに来たのはすぐにわかった。
「すみません」
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