声の王子様 ~意地悪なボイスアクターの危険な執着愛から逃れたい~
頭上から大量の水と氷が降ってきた。
テーブルの上に蓋の空いた空のピッチャーがドンと置かれたことで何が自分の身に起きたのか、すぐにわかった。
ただ自分がなんで、こんなことをされないといけないのかは不明だった。
怖くてすごく近くにいるおそらく女性らしき人の顔を見ることができなかった。
かろうじて見えた芽衣と蒼は青ざめていた。
おそらく私も同じようなものだろう。
しかし次の言葉を聞いた瞬間、顔を上げずにはいられなかった。
「人の男を取るってどういう神経してるのよ!」
「え?」
目が合ったその女性はテレビ局の裏方の中にはなかなかいないタイプの綺麗な女性で、年齢はさほど自分とは変わらないように見えた。
女性は私を睨みつけるように立ってた。
私があまりにも呆然としていたのかグッと顔を近づけて今でも十分、衝撃なのにさらなる衝撃の一言を伝えてきた。
「及川良太の婚約者ですけど!?」
テーブルの上に蓋の空いた空のピッチャーがドンと置かれたことで何が自分の身に起きたのか、すぐにわかった。
ただ自分がなんで、こんなことをされないといけないのかは不明だった。
怖くてすごく近くにいるおそらく女性らしき人の顔を見ることができなかった。
かろうじて見えた芽衣と蒼は青ざめていた。
おそらく私も同じようなものだろう。
しかし次の言葉を聞いた瞬間、顔を上げずにはいられなかった。
「人の男を取るってどういう神経してるのよ!」
「え?」
目が合ったその女性はテレビ局の裏方の中にはなかなかいないタイプの綺麗な女性で、年齢はさほど自分とは変わらないように見えた。
女性は私を睨みつけるように立ってた。
私があまりにも呆然としていたのかグッと顔を近づけて今でも十分、衝撃なのにさらなる衝撃の一言を伝えてきた。
「及川良太の婚約者ですけど!?」