意地悪なボイスアクターの危険な執着愛から逃れたい
那原side
那原圭一が無理矢理連れてこられたのはテレビ局内の特別食堂だった。
中では大勢のスタッフが料理を待ってた。
飲み物が先に専属のウエイターから運ばれてくる。
「おお! すげぇすげぇ! 自分で運ばなくていいんっすか!」
興奮気味なのは芸人の田沼という男。
昔、居酒屋で働いていたフットワークの軽さでウエイターから飲み物を受け取っている。
「ウーロン茶の人~」
「あ、はい」
手を挙げ那原は田沼からウーロン茶を受け取った。
「どーぞ」
「ありがとうございます」
「いやぁ、飲み物受け取るだけでいちいちイケメンだなぁ」
那原は否定もせず微笑んだ。
「この人、否定しない!」
その場は笑いに包まれる。
飲み物が全員に行きわたるとプロデューサーの及川の掛け声で乾杯した。
那原は打ち合わせがあると聞いてきたのに、この場に参加することになってしまっただけで部外者である。
「那原さん、すみませんね。ここまで来させてしまって」
及川が謝罪してきたので那原は笑顔を向けた。
「いえ、お腹が空いていたのでありがたかったです」
「あのぉ~ところで、この人は?」
田沼が間に入ってきた。
「初めまして、那原圭一と申します。声優をしています」
「声優さん!? 俳優じゃなくて!? 今って声優も顔がよくないと出来ないの?」
「彼は顔出し、してないよ」
「ええ!? マジ!? なんで!」
それに対しても那原は一貫して微笑むだけにとどめた。
「この人、答えない!」
再び笑いが起きる。
中では大勢のスタッフが料理を待ってた。
飲み物が先に専属のウエイターから運ばれてくる。
「おお! すげぇすげぇ! 自分で運ばなくていいんっすか!」
興奮気味なのは芸人の田沼という男。
昔、居酒屋で働いていたフットワークの軽さでウエイターから飲み物を受け取っている。
「ウーロン茶の人~」
「あ、はい」
手を挙げ那原は田沼からウーロン茶を受け取った。
「どーぞ」
「ありがとうございます」
「いやぁ、飲み物受け取るだけでいちいちイケメンだなぁ」
那原は否定もせず微笑んだ。
「この人、否定しない!」
その場は笑いに包まれる。
飲み物が全員に行きわたるとプロデューサーの及川の掛け声で乾杯した。
那原は打ち合わせがあると聞いてきたのに、この場に参加することになってしまっただけで部外者である。
「那原さん、すみませんね。ここまで来させてしまって」
及川が謝罪してきたので那原は笑顔を向けた。
「いえ、お腹が空いていたのでありがたかったです」
「あのぉ~ところで、この人は?」
田沼が間に入ってきた。
「初めまして、那原圭一と申します。声優をしています」
「声優さん!? 俳優じゃなくて!? 今って声優も顔がよくないと出来ないの?」
「彼は顔出し、してないよ」
「ええ!? マジ!? なんで!」
それに対しても那原は一貫して微笑むだけにとどめた。
「この人、答えない!」
再び笑いが起きる。