意地悪なボイスアクターの危険な執着愛から逃れたい
3章
自席に戻っても私は先ほどのエレベーターのことばかり考えていた。
「紗枝ちゃん?」
急に声をかけられて驚き椅子から跳ねた。
「どうしたの?」
振り返ると桃美さんが心配そうな顔をしていた。
「すみません」
「何かあった?」
「ちょっとエレベーターで」
「何? どうしたの?」
桃美さんが今度は怪訝な表情になって心配そうな声を出したので、慌てて「違うんです!」と否定した。
桃美さんはホッとした表情を微かに見せる。
思わず桃美さんの優しさに笑みがこぼれた。
桃美さんは私の過去を知っている。
とは言ってもあの頃いた社員はほぼ全員知っているんだけども。
でも桃美さんは興味本位や私に対して軽蔑することは、なかった。
「でも顔色悪いわよ、何か嫌なことあったなら」
また心配そうな表情に戻りそうだったので「良いことなんです!」と余計なことをつい口走ってしまった。
こうして私は桃美さんに恥ずかしい趣味をランチで白状するはめになった。
「紗枝ちゃん?」
急に声をかけられて驚き椅子から跳ねた。
「どうしたの?」
振り返ると桃美さんが心配そうな顔をしていた。
「すみません」
「何かあった?」
「ちょっとエレベーターで」
「何? どうしたの?」
桃美さんが今度は怪訝な表情になって心配そうな声を出したので、慌てて「違うんです!」と否定した。
桃美さんはホッとした表情を微かに見せる。
思わず桃美さんの優しさに笑みがこぼれた。
桃美さんは私の過去を知っている。
とは言ってもあの頃いた社員はほぼ全員知っているんだけども。
でも桃美さんは興味本位や私に対して軽蔑することは、なかった。
「でも顔色悪いわよ、何か嫌なことあったなら」
また心配そうな表情に戻りそうだったので「良いことなんです!」と余計なことをつい口走ってしまった。
こうして私は桃美さんに恥ずかしい趣味をランチで白状するはめになった。