声の王子様 ~意地悪なボイスアクターの危険な執着愛から逃れたい~
3章
「あんな人がうちの局、出入りしてるとか知らなかった」
「及川さんの番組に出てたっけ?」
「ううん、出てない」
思わず言ってしまってから『しまった』と思った。
「え、即答?」
「あ、いや、あの番組好きで」
芽衣と蒼はお互いに顔を見合わせた。
私と及川さんとのことは、この2人にも話していない。
『新卒に手を出したって、からかわれるの嫌だから時が来るまで言わないでね』
最初に及川さんに言われた。
顔を覗き込む2人から逃れようと最後に飲もうと取っておいた大好きなオレンジジュースを飲み干してしまった。
次に見た時には既にそのイケメン俳優らしき人物は特別食堂に入ったあとで残りのスタッフが上っているだけだった。
自分もイケメンに見とれてしまうものなのだと、また新しい自分の事を知った気がした。
「及川さんの番組に出てたっけ?」
「ううん、出てない」
思わず言ってしまってから『しまった』と思った。
「え、即答?」
「あ、いや、あの番組好きで」
芽衣と蒼はお互いに顔を見合わせた。
私と及川さんとのことは、この2人にも話していない。
『新卒に手を出したって、からかわれるの嫌だから時が来るまで言わないでね』
最初に及川さんに言われた。
顔を覗き込む2人から逃れようと最後に飲もうと取っておいた大好きなオレンジジュースを飲み干してしまった。
次に見た時には既にそのイケメン俳優らしき人物は特別食堂に入ったあとで残りのスタッフが上っているだけだった。
自分もイケメンに見とれてしまうものなのだと、また新しい自分の事を知った気がした。