推しの声がメロすぎて困ってます
第1章
第1話 私の推し
私の名前は、月島瑠奈。
高校二年生。
つまり、華のJK。
そんな私には、大好きな推しがいる。
それは――。
「瑠奈、おはよ〜」
下駄箱で靴を履き替えていると、後ろから声をかけられた。
振り向くと、幼馴染の朝倉瀬那が立っている。
「瀬那、おはよ!」
「げっ。またスクバのキャラ増えてんじゃん」
「えへへ。湊様のぬいつけたの!」
「出た、湊様」
瀬那は私のスクールバッグに付いたぬいぐるみストラップを指でつつく。
天城湊。
人気アイドルアニメ『Stellar Beat』に登場する、
五人組アイドルグループSKY5のキャラ。
それが、私の最推しだ。
「瀬那も『ステビ』観てみればいいのに!」
「いや、ウチは興味ないから」
教室へ向かう廊下でも、私は瀬那に湊様の魅力を延々と語り続けていた。
「月島さんって可愛いのに、めっちゃオタクなのが残念なんだよね〜」
「まあな」
すれ違う男子生徒たちのひそひそ声が聞こえてくる。
「瑠奈、また言われてるじゃん」
「いいの。私には推しがいるから!」
「はいはい」
瀬那は呆れたように笑う。
教室に入り、自分の席へ向かう。
私の隣は瀬那の席だ。
「えへへ……」
私はバッグに付いた湊様のぬいを見つめながら、
思わず頬が緩む。
「またニヤニヤしてる」
後ろから聞き慣れた声がした。
振り返ると、後ろの席の神崎梨央奈と桐谷ゆあが笑っている。
「二人とも、おはよ!」
「見て見て! 新しいぬいぐるみストラップ!」
「ほんと好きだね〜」
「もちろん! 湊様、最高だから!」
四人で笑い合っていると、教室の前のドアが開いた。
「ホームルーム始めるぞー」
担任の先生が教室に入ってくる。
こうして、今日もいつも通りの学校生活が始まった。
高校二年生。
つまり、華のJK。
そんな私には、大好きな推しがいる。
それは――。
「瑠奈、おはよ〜」
下駄箱で靴を履き替えていると、後ろから声をかけられた。
振り向くと、幼馴染の朝倉瀬那が立っている。
「瀬那、おはよ!」
「げっ。またスクバのキャラ増えてんじゃん」
「えへへ。湊様のぬいつけたの!」
「出た、湊様」
瀬那は私のスクールバッグに付いたぬいぐるみストラップを指でつつく。
天城湊。
人気アイドルアニメ『Stellar Beat』に登場する、
五人組アイドルグループSKY5のキャラ。
それが、私の最推しだ。
「瀬那も『ステビ』観てみればいいのに!」
「いや、ウチは興味ないから」
教室へ向かう廊下でも、私は瀬那に湊様の魅力を延々と語り続けていた。
「月島さんって可愛いのに、めっちゃオタクなのが残念なんだよね〜」
「まあな」
すれ違う男子生徒たちのひそひそ声が聞こえてくる。
「瑠奈、また言われてるじゃん」
「いいの。私には推しがいるから!」
「はいはい」
瀬那は呆れたように笑う。
教室に入り、自分の席へ向かう。
私の隣は瀬那の席だ。
「えへへ……」
私はバッグに付いた湊様のぬいを見つめながら、
思わず頬が緩む。
「またニヤニヤしてる」
後ろから聞き慣れた声がした。
振り返ると、後ろの席の神崎梨央奈と桐谷ゆあが笑っている。
「二人とも、おはよ!」
「見て見て! 新しいぬいぐるみストラップ!」
「ほんと好きだね〜」
「もちろん! 湊様、最高だから!」
四人で笑い合っていると、教室の前のドアが開いた。
「ホームルーム始めるぞー」
担任の先生が教室に入ってくる。
こうして、今日もいつも通りの学校生活が始まった。