絡め取られる
私は、片山小春。

私には幼馴染の友達が4人いる。

木野亮太、佐野徹平、原田佳奈、谷田茉莉の4人だ。

「なぁ。亮太!今からさ、肝試し行かね?」

そう楽しそうに亮太の肩に手を乗せたのは徹平だ。

「肝試し?」

少しダルそうにため息をついたのは徹平だ。

「そう。なんかやべー所があるらしくてさぁ、そこ行ってみねぇ?」

「どんな所?」

「なんか鬼が祀られてた所があるらしくてさぁ。そこに立ち寄る者は呪い殺されるっていう…。」

「えー行きたーい!」

こういうのが好きな茉莉が興味を示した。

「面白そう!」

こちらも興味深々な佳奈。

「わ、私パス。」

「もう、たまには付いて来てよ!あのドキドキがたまらないのに!」

「無理だよ。こういうの苦手だから。」

私はこういうホラー系や肝試しなど全般苦手だ。

「じゃあ、小春はいつもみたいに近くのファミレスで待っててよ。」

「わかった。」

飲み物を買うためにコンビニに寄った。

「小春ー。これお前の好きなヤツ出てるぞ。」

「あ。本当だ。買っちゃお。」

「本当好きだよな。それ。」

「うん。美味しいよ?」

亮太が私の好きなグミを手渡してくれる。

「おっと。」

バランスを崩して、グミが落ちそうになり、手を握られた。

「あっぶな。ほい。」

「ありがとう。」

亮太が離れると今度は徹平が近くに来た。

「あーそれか…。あのさ、佳奈ってコレ好きかな?」

徹平は佳奈が好きというのを、私は少し前に偶然、知ってしまった。

たまたま、徹平の後ろを通ると徹平が佳奈と撮った写真を携帯で眺めているのを見てしまったのだ。

それから協力を頼まれている。

佳奈も徹平が好きで両思いだが、佳奈の気持ちもあるため、それは徹平には言ってない。

徹平にはそれとなく伝えているが、伝わっていない…。

徹平は佳奈の最近ハマっているチョコを購入した。

そしてコンビニを出て、その鬼が祀られていると言われている所の近くのファミレスで私は降りた。

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