幻の眷属
幸せの人生
それから小春とほぼ四六時中一緒にいた。
そして、お互い求め合った。
鬼の姿の俺も人間の姿も両方同じように愛してくれている。
小春とは離れ難いが、小春が居なかった時に勤めを全く出来なかった為、溜まりに溜まっている。
青に小春を頼んで俺は部屋を出る。
青は多分、小春が好きだ。
いや…、おそらく葵の幻の眷属も小春なのだろう。
俺たちにとって幻の眷属は1人だが、女は何人もの鬼の幻の眷属になれると書物に書いてあった。
そして、青は分かりやすく小春を意識している。
そして俺でもまだ貰っていない小春からの名前を青は貰っていた。
「私、今日から葵と言います。小春さんに名付けて頂きました。」
「は?葵?小春さん?」
「はい。あ!小春『さん』というのは、小春さんが『様』はやめてくれと言われたので、小春さんとお呼びする事になりました。小春でも良いと言われましたが、主人と同じ呼び方は遠慮しておきました。」
「お前…。俺でさえも名前なんぞ貰ってないのに…っ!」
「だって、酒呑さんって名前ですよね?葵さんは名前が無いって言うし、番号で呼べって言うから…。」
「番号で良いではないか…っ。小春からの名前…っ。」
「酒呑さんの名前は素敵です。お酒が大好きな酒呑さんにピッタリだから。」
「そ、そうか?小春が気に入ってくれているのなら仕方ない。葵…っ。くそっ。これからお前は葵だ。」
「ありがとうございます。」
小春と葵が顔を見合わせて笑った。
なんか気に食わない。
コイツら仲良くなってやがる。
それを断ち切るように、報告を聞いた。
要は、小春と今まで以上に交れという事か…。
俺は、言葉通り小春と今まで以上に交わった。
小春は、子が出来たらここから離れないとわかっているから。
そして思惑通り、小春は子を孕んだ。
「やった!やったぞ!小春!」
そしてひと月後、小春は赤子を産んだ。
「幸せ過ぎる…。こんな日が来るなんて…。」
そこから俺は小春と紅丸を守る為、頑張った。
そして…。
「あぁ。降参だ。そして、俺は引退する。お前にとって幻の眷属がこのようにお前を変えるなんて…。最初の頃はどうでも良いって言ってたくせに…。まぁ、これからこの村の長はお前だ。酒呑童子という名に恥じないように精進しろ。」
「はい。」
それから村も繁栄し、俺も小春との間に8人の子が生まれた。
「酒呑さん…。私、貴方と出会えて良かった…。私、赤ちゃんの頃に施設という所に預けられて、そこで育ったの…。ここに連れて来られた時は驚いたけど、大切にしてくれてありがとう…。幸せでした。ちゃんと村の鬼さん達を守ってあげてね。後を追って死んだりしたらダメですよ?」
姿は年老いて、皺が多くなり、白髪になっているが、小春は若い時と変わらない愛らしい笑顔であの世に旅立った。
俺は小春が居なくなったら、後を追うと決めていたのに、小春は俺の事はお見通しでそれを許してくれなかった。
小春に言われた通り、村を繁栄させて、次の酒呑童子に名前を渡した。
そして、今までの小春の事を書物に残す事にした。
書き終えた頃には、俺はジジイになっていた。
そして、俺は、自分があとどのくらい生きるのか感覚で感じ取った。
そういえば、あのジジイも怖くないと言ってた…。
俺もだ。
「早く小春に会いたい…。」
そして俺は旅立った。
そして、お互い求め合った。
鬼の姿の俺も人間の姿も両方同じように愛してくれている。
小春とは離れ難いが、小春が居なかった時に勤めを全く出来なかった為、溜まりに溜まっている。
青に小春を頼んで俺は部屋を出る。
青は多分、小春が好きだ。
いや…、おそらく葵の幻の眷属も小春なのだろう。
俺たちにとって幻の眷属は1人だが、女は何人もの鬼の幻の眷属になれると書物に書いてあった。
そして、青は分かりやすく小春を意識している。
そして俺でもまだ貰っていない小春からの名前を青は貰っていた。
「私、今日から葵と言います。小春さんに名付けて頂きました。」
「は?葵?小春さん?」
「はい。あ!小春『さん』というのは、小春さんが『様』はやめてくれと言われたので、小春さんとお呼びする事になりました。小春でも良いと言われましたが、主人と同じ呼び方は遠慮しておきました。」
「お前…。俺でさえも名前なんぞ貰ってないのに…っ!」
「だって、酒呑さんって名前ですよね?葵さんは名前が無いって言うし、番号で呼べって言うから…。」
「番号で良いではないか…っ。小春からの名前…っ。」
「酒呑さんの名前は素敵です。お酒が大好きな酒呑さんにピッタリだから。」
「そ、そうか?小春が気に入ってくれているのなら仕方ない。葵…っ。くそっ。これからお前は葵だ。」
「ありがとうございます。」
小春と葵が顔を見合わせて笑った。
なんか気に食わない。
コイツら仲良くなってやがる。
それを断ち切るように、報告を聞いた。
要は、小春と今まで以上に交れという事か…。
俺は、言葉通り小春と今まで以上に交わった。
小春は、子が出来たらここから離れないとわかっているから。
そして思惑通り、小春は子を孕んだ。
「やった!やったぞ!小春!」
そしてひと月後、小春は赤子を産んだ。
「幸せ過ぎる…。こんな日が来るなんて…。」
そこから俺は小春と紅丸を守る為、頑張った。
そして…。
「あぁ。降参だ。そして、俺は引退する。お前にとって幻の眷属がこのようにお前を変えるなんて…。最初の頃はどうでも良いって言ってたくせに…。まぁ、これからこの村の長はお前だ。酒呑童子という名に恥じないように精進しろ。」
「はい。」
それから村も繁栄し、俺も小春との間に8人の子が生まれた。
「酒呑さん…。私、貴方と出会えて良かった…。私、赤ちゃんの頃に施設という所に預けられて、そこで育ったの…。ここに連れて来られた時は驚いたけど、大切にしてくれてありがとう…。幸せでした。ちゃんと村の鬼さん達を守ってあげてね。後を追って死んだりしたらダメですよ?」
姿は年老いて、皺が多くなり、白髪になっているが、小春は若い時と変わらない愛らしい笑顔であの世に旅立った。
俺は小春が居なくなったら、後を追うと決めていたのに、小春は俺の事はお見通しでそれを許してくれなかった。
小春に言われた通り、村を繁栄させて、次の酒呑童子に名前を渡した。
そして、今までの小春の事を書物に残す事にした。
書き終えた頃には、俺はジジイになっていた。
そして、俺は、自分があとどのくらい生きるのか感覚で感じ取った。
そういえば、あのジジイも怖くないと言ってた…。
俺もだ。
「早く小春に会いたい…。」
そして俺は旅立った。