男装アイドルは難しいです!
長い長い、入学式が終わった。
半分は校長先生の話だったが。
教室に戻り、席につくと担任の先生が入ってきた。
「皆さんご入学おめでとうございます!」
「今日から1年1組の担当を務めます」
先生の自己紹介が始まった。
先生の自己紹介…あんまり面白くないなぁー…
月の方は大丈夫かなー?
ちらっと月の方を見てみる。
すごい正しい姿勢で、先生の自己紹介をまじまじと聞いていた。
「それでは、次は皆さんの自己紹介に移りましょうか。」
そんな事を考えていると、いつの間にか先生の話は終わっていた。
「青木 海音。よろしく。」
も、もう最初の人終わった!?
早くない!?
「青木 緑です。海音の兄です!よろしくね!」
爽やか笑顔を見せてる緑さんはオーラが眩しすぎて直視できなかった。
えぇ!?みんなイケメンすぎない!?
待って…なんて言えばいいの!?
何も考えてなかったぁ〜!!
そうこう考えてるうちに前の人が終わり、私の番が来た。
「えっと…」
クラス中の視線が私に向くのがわかる。
人前は結構慣れてるはずなのに、新しい環境になると緊張してしまう。
「あ、赤星 七星って言います!よ、よろしくお願いします!」
そう言ってぺこっと礼した。
ふぅ〜…良かった…無事できたよ〜…
今でも心臓がバクバクと音がなっている。
自己紹介は案外ぽんぽんと続き、早く終わりそうだった。
中には…
「黒川 夜。」
短っ!?それだけ!?
って人もいたり…
「白石 吹雪です。よろしくお願いいたします。」
え…すごい丁寧な人だな…
って人だったり!
「水野 雫で〜す!仲良くしてね〜!」
というふわふわな可愛い人がいたり!
クラスの1人、1人のキャラが濃くて面白かった。
なんだか楽しくなりそうだな…
「それじゃ全員終わったな」
「アイドル科について詳しく説明をするからよーく聞けよ!」
と、先生の説明が始まった。
「アイドル科はこのクラスの中から5〜6人グループになって今後ずっと一緒にに練習や生活をしていく。だから仲間選びはちゃんとしろよー。」
「そんで、その組んだグループのメンバーと同じ寮になるからそこも理解しろー。」
「んで、ラスト、最近女子アイドルの需要が高まってきて、男子の人数が足りてないから、クラスに1人、多くても2人男装して男子と一緒に過ごしてもらう場合もあるからなー。」
先生がそう言った瞬間「えぇ〜!」っと批判的な声が上がる。
ちなみに秋桜学園は寮制で、毎週土曜日の午後と日曜日が休日となって、学校敷地から出ても大丈夫なんだ!
「それじゃぁ今日はグループ決めをしてさようならとなるからな」
「早く決まればその分早く帰れるぞ」
それなら早く決めなくっちゃ!
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