偽りの姫の手に堕ちた元姫は、最強男子達に寵愛される。

悪意

「ちょっと。」

駆くんが用事事と言って席を外した瞬間、女の子達に囲まれてしまった。

「…こっち。
来てくれる?」

「分かりました。」

…面倒な事ではないといいんだけど…。



「ねぇ。
一体どういうつもり?」

「どう…といわれても。
私からはなんとも。」

…悪い予感は当たるって、本当だなぁ…。

「調子乗んないでよ!
駆くんだけじゃなくて、二階堂様や皇くん、八神様まで愛想振りまいてっ…!」

「私たち、あんたが転校してくる前からあの人達が好きなの!
邪魔しないでよ!」

…邪魔、ってことは…

嫉妬…。

…でも

この子達、きっと本気だ。

適当にあしらうような真似をしたら、余計に反感を買う。

「私は、" 友達 "としてみんなと仲良くしてるだけです。」

「っ…!
地味子の癖に、色目使ってんじゃないわよ!」

「…なにやってんの。」

「っ…
か、駆くんっ…!」

えっ?

「結杏に何かしたら、タダじゃ済まさないから。」

女の子の顔色が一気に悪くなる

「散れ。」

すると女の子たちはすぐにどこかへ行ってしまった。

「駆くん…。
用事事は…」

「伝言だったからすぐ終わった。
そしたら、結杏が居なくて…」

私がいないのに気が付いてくれたんだ。

ふふっ

「ありがとう、駆くんっ」

「…うん。」


「…絶対、ただじゃおかないから。」
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