離婚届を渡された契約妻ですが、罪を抱えたエリート外科医の愛が重すぎます
 孤独も、契約も、今だけはどこか遠くの世界のもののように感じられた。

 真裕の唇が離れ、耳元で囁く。

「……遥」

 名前を呼ばれただけで、遥は泣きそうになる。

「……はい」
「……今夜はなにも考えなくていい」

 その言葉に、遥は小さく頷いた。
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