モノクロームの15センチ
第十三話
離してくれた左手に、まだ熱がほんのり残ってる。
動揺のせいで、いつもより速く脈を打っていた私の血管に、彼は気づいたのかな。
ああああああああああああ、もしも、もしものもしもだけれど。
気づかれていたのなら、私、一生の不覚。
…こういうときに、人間関係っていうのは大切になってくるんだよね。
昔から口下手。
なんでか、言葉は出かかっているのに、喋ることができない。
自己紹介のときが、一番困る。
あそこで、もう、自分の性格、調子、全てが公になる。
「…らいらって…いいます。趣味は…ないです、色は…紫が好きです、好きな食べ物もないです。終わりです」
十秒くらいで終わる、簡単なもの。
一回、こういう自己紹介をしたことがある。
人前で話すのがなれなくて、たじたじになってしまったときのこと。
私の全てが伝わったわけじゃないけど、みんな、空気で把握したようだった。
熱くなった頭を冷やすように、私は大理石に頭をこつんとくっつける。
「…あー、らいら、さん?どうしたの」
「いや…ちょっと熱いなって」
大丈夫?と紺さんは、無自覚なのか、ドギマギもせずに私に接する。
男子って、無自覚がいっちゃん怖い。
私は今、そう思った。
動揺のせいで、いつもより速く脈を打っていた私の血管に、彼は気づいたのかな。
ああああああああああああ、もしも、もしものもしもだけれど。
気づかれていたのなら、私、一生の不覚。
…こういうときに、人間関係っていうのは大切になってくるんだよね。
昔から口下手。
なんでか、言葉は出かかっているのに、喋ることができない。
自己紹介のときが、一番困る。
あそこで、もう、自分の性格、調子、全てが公になる。
「…らいらって…いいます。趣味は…ないです、色は…紫が好きです、好きな食べ物もないです。終わりです」
十秒くらいで終わる、簡単なもの。
一回、こういう自己紹介をしたことがある。
人前で話すのがなれなくて、たじたじになってしまったときのこと。
私の全てが伝わったわけじゃないけど、みんな、空気で把握したようだった。
熱くなった頭を冷やすように、私は大理石に頭をこつんとくっつける。
「…あー、らいら、さん?どうしたの」
「いや…ちょっと熱いなって」
大丈夫?と紺さんは、無自覚なのか、ドギマギもせずに私に接する。
男子って、無自覚がいっちゃん怖い。
私は今、そう思った。