恋するなら、君とだけ。
「…なにかいえない事情があるみたいだな
お前の学力では、ここは届かないはずだが」
 
…うっ。

お、おっしゃるとおりでございます…っ。

というか、わたし、成績、言ったっけ…?

ぐさっと言葉がわたしの胸に刺さった。

「あ、あはは…。が、頑張って…」

あははと苦笑いを交わす。

「…そうなのか。」

ーシーン

空気が止まる。

な、なんか気まずいっ…!

「先輩は、すごいですね…!簡単にここなんて受かっちゃうですもんね」

にこっと微笑む。

「…別に。」

ふいっと視線を横にそらされる。

心なしか、先輩の耳がほんのり赤い。

ふふふ、照れたのかな?

可愛いっ、なんて言ったら怒られるね。

わたしはにこにこと笑いながら空をみた。

< 10 / 27 >

この作品をシェア

pagetop