恋するなら、君とだけ。

新しいお友達

「えええ!!」

昼休み、深雪ちゃんの絶叫が響いた。

「深雪ちゃん!しーっ!」

人差し指を口に当てる。

「ごめん、黙らない!マジ!?あの蓮さまと、ファ、ファース、むぐっ」

わたしは深雪ちゃんの口を押さえた。

「深雪ちゃん!これ以上言ったら怒るよ!」

「も、桃香が、怒った…。」

お、怒ってはないんだけどな…!

「あ、あと…壁ドンもされたっけ…?」

「はああああ!?」

再び深雪ちゃんの絶叫が響いた。

「あ、あのっ…蓮さまとファーストキスと壁ドンをされた、ですってえ!?」

「深雪ちゃーん!声が大きいよ…!」

みんなちらちらこちらを見てる…うう。恥ずかしい。

「ふぅ、ごめんなさい、わたしったらやだ。」

息を整えた深雪ちゃんに、苦笑いを交わす。

「やっぱ2人ってお似合いよ!」

「そ、そんなわけ…!」

照れていると

「どうしたの?」

そう男の子に声をかけられた。

めちゃくちゃカッコいい男の子。

「めちゃくちゃ大きい絶叫が聞こえて、驚いちゃった」

にこっと優しそうに笑う彼。

か、かっこいい…。

クラスにこんなイケメン男子いたっけ…?

「も、桃香!あんた新城くんに話しかけられてる!」

こそっと小さな声で深雪ちゃんにそう言われた。

し、新城くん…とは??誰?

「えっと…」

「突然話しかけてごめんね。
俺、新城海斗(しんじょう かいと)。桃香ちゃん、だよね?可愛いね。桃ちゃんって呼んでもいい?」

「あっ…良いですっ…!よろしくね、新城くん!」

にこっと微笑むと、新城くんがボッと顔を赤くした。



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