隠れドS系御曹司は一目惚れで結ばれた彼女を溺愛して逃さない
「やっとこっちを向いてくれたね。よかった」
フッと微笑んだ羽琉矢の柔和な表情にどきっとする。
拒否すればするほど、惹かれていく気持ちを止められない。
それが一層結愛を不安にさせる。
早くこの場から立ち去りたいのに、彼は執拗に追ってくる。いつになったら帰してくれるのか。
「ダメだよ。ほら、ちゃんと僕を見て」
また顔を背けようとした結愛の顎を捉えて、自分へと向けさせた。
正面から顔を突き合わせた彼女の表情が翳りを帯びる。
恐れを宿した瞳。柔らかな頬は少し上気してほんのり赤く染まって、触れた手から彼女の熱が伝わってくる。
微かに漂う甘い香り。
「……羽琉矢さん。離して」
捉えられた手は強引なはずなのに優しく感じてしまう。
でも……
「離してもいいけど……結愛はすぐ僕から顔をそらすでしょ? それじゃ、話し合いにならないし、そうなるとこうするしかないんだよね」
羽琉矢は包んでいた結愛の頬を親指でゆっくりと撫でた。その間も結愛を見つめる。些細な表情も逃さないように。
その瞬間、結愛はびくっと肩を竦めた。
ほんの少しすぅと軽く撫でられただけだったが、指の感触にぞわりと肌が粟立った。
フッと微笑んだ羽琉矢の柔和な表情にどきっとする。
拒否すればするほど、惹かれていく気持ちを止められない。
それが一層結愛を不安にさせる。
早くこの場から立ち去りたいのに、彼は執拗に追ってくる。いつになったら帰してくれるのか。
「ダメだよ。ほら、ちゃんと僕を見て」
また顔を背けようとした結愛の顎を捉えて、自分へと向けさせた。
正面から顔を突き合わせた彼女の表情が翳りを帯びる。
恐れを宿した瞳。柔らかな頬は少し上気してほんのり赤く染まって、触れた手から彼女の熱が伝わってくる。
微かに漂う甘い香り。
「……羽琉矢さん。離して」
捉えられた手は強引なはずなのに優しく感じてしまう。
でも……
「離してもいいけど……結愛はすぐ僕から顔をそらすでしょ? それじゃ、話し合いにならないし、そうなるとこうするしかないんだよね」
羽琉矢は包んでいた結愛の頬を親指でゆっくりと撫でた。その間も結愛を見つめる。些細な表情も逃さないように。
その瞬間、結愛はびくっと肩を竦めた。
ほんの少しすぅと軽く撫でられただけだったが、指の感触にぞわりと肌が粟立った。