エリート社長の密かな純愛〜身籠り初夜から始まる極上な甘い罠〜
社長は形の良い眉をわずかに上げると、手にしたグラスをじっと見つめた。
───完全に言い訳だと思われている。
(ヤバい、このままじゃ社長の機嫌を損ねて本気でバッドエンドに─────)
そう身構えた瞬間、社長はふっと低く笑った。
「知っている」
「え……?」
なぜ、社長が私の体質を知っているのだろう。
驚きで思考が止まった私を置き去りにしたまま、社長は手元のグラスに自ら口をつけた。
琥珀色の液体が彼の喉へと流れ込むのを、私はただ唖然と見つめることしかできない。
(なんだ、意外とすんなり諦めてくれた……?)
内心ホッとする私をよそに、グラスをそっとテーブルに置いた社長が、再び私に視線を戻した。
────その瞳の奥にある熱に、思わず身体がぞくりとすくむ。
「だから、最初からこうするつもりだった」
「───え?」
(どういう、こと……?)
問いかけようとした唇は、すぐに熱い質量によって塞がれた。
驚きに目を見開いた瞬間、強引にこじ開けられた隙間から、熱を帯びた甘美な液体が滑り込んでくる。
───思考を放棄した私の背中に社長の手が回り、さらに深く、逃がさないように引き寄せられた。