左は陽くん、右は蓮くん。
あきと仲良くなってから、学校が楽しい。
あっという間に、放課後になった。
向かったのは秋葉原。
名前は知っていたが、初めて来た。
あきが私の肩をトントンと叩く。
「莉央。私達、なんのコスプレする?」
「……コスプレって、何があるのかわからなかったり」
「そっかぁ。とりあえず、コスプレショップ何件か回ってみよう」
そう言って、一件目のショップに足を踏み入れる。
入った瞬間、目を見開きいろんな場所に視線を向けてしまう。
大量のウィッグに衣装。
狭い店内に、所狭しと並べられている。
——こんなに、あるんだ。
陽とあきが目を輝かせて見ている中、蓮だけがテンションが低い。
私は、蓮の横に立った。
「蓮。大丈夫?」
「……大丈夫」
「蓮はしたいコスプレとか有る?」
「……あんま、目立たないやつ」
目立たないといったら、普段着っぽいものだろうか。
陽が、何かのコスプレ衣装に手を伸ばした。
「これー、してみたいー」
隣であきがはしゃいでいる。
「陽くん。絶対に似合う〜」
なんの衣装か気になり、後から覗き込んだ。
陽が手にしていたのは、ヴァンパイアの衣装。
「確かに似合いそう」
< 37 / 48 >

この作品のキーワード

この作品をシェア

pagetop