最後の3ヶ月、キミが教えてくれたこと
「彩乃さんはこれからどうしたいですか?」
私を海から引き上げたのはまたしても無機質な医者の声だった。
「そ、そう、、よね、、彩乃がしたいことをするのが、、いちばんよ、、、っ、、」
なんだか死ぬ前みたいだな、、
って私はあと3ヶ月で死ぬのか。
どうしても他人事のように考えてしまう。
余命宣告されたときの気持ちはこんな感じなのか。
「私は、、なんでもいいよ、、?」
本当になんでもよかった。
やりたいこともそれと言って無いし、
強いて言うならば大好きな桃を丸ごと一個かぶりついてみたいぐらいだ。
「、、では、最期を病院で過ごすか家で過ごすかだけでも」
最期、か、、
16歳になったばかりなのに。
高校受験もして、第一志望の学校に受かったのに。