光が君に優しくありますように。
陽菜は不思議な子だった。

誰にでも優しい。

誰かが泣いていたら、一番に駆け寄る。

誰かが笑えば、自分のことのように笑う。

でも、一番隣にいてくれたのは結衣だった。

「結衣、一緒に帰ろ!」

「また本読んでるの?」

「今日の夕焼け、きれいだよ。」

最初は戸惑っていた結衣も、少しずつ笑うようになった。

「結衣って笑うとかわいいね。」

「……そんなことない。」

「あるよ。」

その言葉だけで、胸が温かくなった。
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