悪女と呼ばれたが、実は天使でした。

愛しい天使様。

〘 side 玲於 〙

「人の事殴ろうとしたら駄目っ…!」

そうめっ! と俺に忠告してくれるのは、俺の幼馴染 結城 結衣だった。

「…悪い。」

…にしても…。

結衣とは、小学校以来だ。

中学も1年の終わりまでは同じ学校だったが、クラスが離れてたせいでまともに会うことができなかった。

それから結衣は父親の転勤に着いていき、海外にまで行ってしまった。

…それから俺の生活は、地獄だった。

娯楽も幸せも、何一つない。

結衣が居ないだけで、世界の色が消えたみたいだった。

…でも

今日、結衣に会えた。

長いミルクベージュ色の髪を手に取る

サラッ…としてて、柔らかい髪。

目は翡翠の色で、まるで" 天使 "の容姿を持つ結衣。

…俺は本当に、結衣が好きで好きでたまらないらしい。

結衣が「どうしたの?」と首を傾げる仕草。

髪を耳にかける仕草

そしてふふっと愛らしく笑う姿に、心を奪われる。

「…ちょっと待って。」

あーも…。

中学に上がってやっと耐性が少しだけ着いたと思ったらすぐこれだ…。

…結衣に慣れる日は、いつになるんだろうな。
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