悪女と呼ばれたが、実は天使でした。
「まさかれおくんと同じクラスになれるなんて…
ふふっ神様に感謝しないとっ…!」

「だな。」

…にしても、

さっき結衣に近付いてきたあの" あおい "とかいう女…

一体何のつもりだ?

…確かに結衣は、中学の頃" 悪女 "と呼ばれていた。

発端は掴めなかったが、とある女子生徒が結衣に彼氏を取られたかどうのって、女共に言ったのが発端らしい。

…結衣がそんな事する訳ねーだろ。

でも俺がそれを知ったのは、結衣が転校した後。

結衣がそれをどう思ってたか、どんな様子だったのかは知り得なかった。

周りにそういう情報通な奴 (友達)が居なかったこと、人生で初めて後悔した…。

でもさっきの結衣は、まるで気にしていないようだった。

むしろ…

あの瞬間の結衣の目が、いつもの雰囲気と少し違うように感じた。

…なんていうか、周りが何も言えなくなる圧を感じた…。

まるで、どっかの女王みたいな…。

…って、何言ってんだ俺っ…!

「れおくん?」

俺の顔をじっ…と見てた結衣に思わず驚く

「な、なんでもない。」

「そっかっ
じゃあそろそろ教室に戻る?
チャイムなっちゃうしっ…!」

「あぁ。」

…結衣。

例え、世界中の奴らが下手くそな噂だけを信じて、結衣を非難しても。

俺だけは、結衣を支えるから。

ずっと、

──ずっと。






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