御曹司ですが、日本で恋活します
七月…日本へようこそ♡
「ジンの結婚相手を見るまでグランマは死ねないわ」
ロサンゼルスに住む父方の祖母の口癖に家族が翻弄されているのが本当に鬱陶しい。
確かに今年で二十九歳になるけれど結婚とか全く考えてない。
というより相手がいない事を忘れてないか?
男三兄弟の末っ子で生まれてきて、思いのほか上二人が早くにパートナーを見つけて、長男のカイなんてもう可愛い双子のお父さんだったりするし、二男のショーンはこの秋に挙式を控えてる。
それで良くない?
最高に幸せな家族じゃないか?
おばあちゃんの事は大好きだけど、その要望はまた別の話なんだけど。
なんて思っている俺のスマホに母親からメッセージが入った。
“ジンの家の近くまで来てるからちょっとお茶しない?“
嫌な予感しかしないけれど母親の誘いを断る理由もないし、俺はいいよと答えてその待ち合わせのカフェへ向かった。