御曹司ですが、日本で恋活します


「じゃ、ジンさん、また明日」

 ここちゃんが俺を見てる。
 いや、そりゃ見るだろ。
 でもそれが嬉しくてたまらない。
 そして、俺は深くお辞儀をしてここちゃんの元から離れていく。
 今日、日本に着いたばかりなのに、早すぎないか?
 もう、俺、多分、恋に落ちてしまったっぽい。
 おかっぱ頭のここちゃんに…


 帰りの車の中でここちゃんの話になった。
 というより、俺の方からここちゃんの話題に振ってるのは間違いない。

「ここちゃん、可愛いだろ?」

 そんな俺の気持ちに叔父さんは気付いている。

「え、あ、まあ」

 もう何をどう言ってもばれてしまうのはしようがない。
 きっと俺のオーラはピンクに染まっているはずだから。

「前に姉貴からジンは一目惚れ体質だからって聞いた事があるな。
 すぐ好きになるって」

「え、そんな事ないよ。
 そんな体質だったら、彼女とかすぐにできるけど、俺、そんな人いないし」

 叔父さんはクスクス笑ってる。


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