御曹司ですが、日本で恋活します
「姉貴がいうには、すぐ一目惚れするけど冷めるのも誰よりも早いって」
俺は笑った。
いい歳した姉と弟が俺の話で盛り上がってるのが目に浮かんでくる。
「それはそうかもしれないね。
好きっていう気持ちとは違うんだって、子どもの頃から何度もママに言った記憶があるから。
でも、本当に何か違うんだよね。俺の好みが変なのかも」
浩太おじさんは大きな声で笑った。
「でも、今回はジンが選ぶ立場じゃないかもな。
ここちゃん、確か好きな人がいるみたいな話を聞いたから。
付き合ってるのかは分からない。
ま、頑張れ」
俺はおじさんの余計な情報にもう失恋した気分になった。
まだ一目惚れのウキウキした気分に浸らせてくれ。
そんな悲しいあやふやな情報いらない。
というか、俺はやっぱり恋に落ちたんだ。そう、間違いなく。