御曹司ですが、日本で恋活します
その仕草が可愛すぎて目が離せない。
「他は?」
「あとは、日本食も好き。畳や瓦の屋根も好き。昔ながらの建物とかずっと見てられる」
ここちゃんは嬉しそうだ。
「でも、私はアメリカとか素敵だなって思います。
自由な感じがしていつか行ってみたいな~って」
「行った事はないの?」
「ないです。日本から出た事ないので」
ちょっとだけ肩をすくめて笑っているここちゃんは絶対にいい子に違いない。
俺は小さく深呼吸をした。
「いつか俺が案内してあげる。
俺が生まれ育ったロサンゼルスはここちゃんも絶対に気に入ると思う」
「ありがとうございます…」
ここちゃんは何となく素っ気なかった。
俺、何か変な事言ったのかな。
ここちゃんは手際よく段ボール箱をカートから下して奥のスペースへ運び始める。