御曹司ですが、日本で恋活します
今日は私の方からジンさんをお祭りに誘おうと思っている。
八月の下旬にこの地域の花火大会がある。
道の駅の野菜担当の仲間で、毎年場所取りをして観に行っている。
もちろん今年もそうするんだけど、今回は皆の人気者のジンさんを誘う事になった。
その大役を私が担っている。
それが今日なのに、ジンさんはいつもの時間になっても駐車場に現れない。
皆で代わる代わる見ていたら、やっとジンさんの車が見えた。
私はすぐに駐車場に向かった。
野菜の搬入に関してはまだ時間に余裕があるからだいじょうだけれど、ジンさんの事が心配だった。
「ジンさん!
どうしましたか?
具合とか悪いんじゃないですか?」
ジンさんは慌てていた。
車から出てくるとすぐに段ボール箱を運ぼうとする。
私は業務用カートを準備していたので、受け取った荷物を次から次へと載せていく。