辺境のちっちゃな捨てられ領主は敵国女帝のお気に入りのようです~転生幼児、最強の家族とスキルを持つ秘密兵器でした~
トーリの授かったスキルを『外れ』と断定し、家から追い出した。リュディアの言う通り、本当に大切ならば、もっと早くに取り返そうとするはずなのだ。
「何度来ても無駄だ。私は、トーリが気に入っているのでな……どうしてもトーリを帰してほしくば、辺境伯本人が交渉に来るがいい」
使者を嘲笑ったリュディアは、手をひらひらと振る。それから、並んだ騎士達の間を悠々と馬を進め、村の中へと戻った。
「陛下、僕をこのままにしておいていいの?」
アンジェから下りて、当番の騎士に託してからトーリは問いかける。リュディアはトーリの言葉に首をかしげた。
「このままでというのは?」
「僕が帝国にいたら、陛下に迷惑をかけちゃう気がして……」
膝を折り、しゃがみ込んだリュディアは、トーリの頭に手を置いた。今日は、やけに彼女から頭を撫でられている気がしてならない。
「幼子を一人、このような場所に放り出す者にそなたを渡したくないのだ。そなたが思っているよりずっと、私はそなたを大切に思っているのだぞ」
恥ずかしげもなくそう言われて、トーリは目を丸くした。
「何度来ても無駄だ。私は、トーリが気に入っているのでな……どうしてもトーリを帰してほしくば、辺境伯本人が交渉に来るがいい」
使者を嘲笑ったリュディアは、手をひらひらと振る。それから、並んだ騎士達の間を悠々と馬を進め、村の中へと戻った。
「陛下、僕をこのままにしておいていいの?」
アンジェから下りて、当番の騎士に託してからトーリは問いかける。リュディアはトーリの言葉に首をかしげた。
「このままでというのは?」
「僕が帝国にいたら、陛下に迷惑をかけちゃう気がして……」
膝を折り、しゃがみ込んだリュディアは、トーリの頭に手を置いた。今日は、やけに彼女から頭を撫でられている気がしてならない。
「幼子を一人、このような場所に放り出す者にそなたを渡したくないのだ。そなたが思っているよりずっと、私はそなたを大切に思っているのだぞ」
恥ずかしげもなくそう言われて、トーリは目を丸くした。