辺境のちっちゃな捨てられ領主は敵国女帝のお気に入りのようです~転生幼児、最強の家族とスキルを持つ秘密兵器でした~
話が終わるのを見計らっていたかのようなタイミングで、エルヴィは声を上げた。ガイストの頭には、白い花冠が乗っている。ようやくバランスのいい位置を見つけたようだ。
ガイスト本人はと言えば、すっかり諦めてしまった表情で、かちんこちんに固まっていた。
『友よ、笑うな』
「笑ってないよ」
『笑っているぞ』
トーリは口元を押さえた。たしかに笑っていた。
そうだ、必要以上に恐れなくていい。トーリの近くには優しい人達がいて、こんな時間を過ごせるのだから。
エルヴィとラウガルトが帰っていくのを見送ると、トーリは自室へと引き上げた。今夜のリュディアは忙しいと聞いている。トーリのためだけに食堂を準備させるのは申し訳なくて、食事は自室で取った。
寝る支度をしてベッドに入ったけれど、まだ眠れそうにない。
ラウガルトの言葉が、頭の中でゆっくりと回っている。トーリの選択の結果がここだ。
(ラウガルトさんの言うこともわかるんだけど)
自分の選択を不満に思っていたわけではない。ただ、リュディアの足を引っ張っていないか不安になっているだけだ。
ガイスト本人はと言えば、すっかり諦めてしまった表情で、かちんこちんに固まっていた。
『友よ、笑うな』
「笑ってないよ」
『笑っているぞ』
トーリは口元を押さえた。たしかに笑っていた。
そうだ、必要以上に恐れなくていい。トーリの近くには優しい人達がいて、こんな時間を過ごせるのだから。
エルヴィとラウガルトが帰っていくのを見送ると、トーリは自室へと引き上げた。今夜のリュディアは忙しいと聞いている。トーリのためだけに食堂を準備させるのは申し訳なくて、食事は自室で取った。
寝る支度をしてベッドに入ったけれど、まだ眠れそうにない。
ラウガルトの言葉が、頭の中でゆっくりと回っている。トーリの選択の結果がここだ。
(ラウガルトさんの言うこともわかるんだけど)
自分の選択を不満に思っていたわけではない。ただ、リュディアの足を引っ張っていないか不安になっているだけだ。