時をかける恋の舞台
香山正子は73歳になっても一度も結婚せず、恋愛も知らないまま、実家でひとり静かに暮らしていた。
ある日、買い物に出かけた帰り道、歩道の段差につまずいて派手に転んでしまった。痛みで体が動かず、立ち上がれないでいると、通りかかった女子高生たちは、ちらりと見ただけで足早に通り過ぎていく。正子はただうずくまり、どうしようもなく困っていた。
その時、ひとりの青年が足を止め、そっと手を差し伸べてくれた。
「大丈夫ですか?」
青年は愛斗と名乗り、正子をゆっくりと起こしてくれた。
「ありがとうございます、本当に助かりました」
「どういたしまして。お姉さん、どこか痛くないですか?」
正子は思わず笑った。
「お姉さんなんて、そんな。私はもう73歳なのよ。立派なおばあちゃんでしょう」
「えっ、そうなんですか? 全然、若く見えますよ」
愛斗の優しい笑顔に、正子の胸は初めてのときめきでいっぱいになった。その後も少し話をして別れたが、家に帰ってもその笑顔が頭から離れない。手当てを済ませると、正子はいつものサプリメントショップへ向かった。店を経営しているのは、兄の高だ。
「お兄ちゃん、今日会った人のことなんだけど……」
愛斗の話をすると、高はにっこり笑った。
「それは恋だよ、正子」
「えっ、恋? 私はもう70歳を過ぎてるのよ」
高は奥から小さな瓶を取り出し、正子に手渡した。
「これは若くなるサプリメントだ。ただし、夜の8時になると元の姿に戻るから、気をつけなさい。これで、あの青年と素直に恋をすればいい」
「ありがとう、お兄ちゃん」
正子はサプリメントを受け取り、その足で引っ越しの準備を進め、愛斗と同じマンションに移り住んだ。
翌日、菓子折りを持って挨拶回りに行き、愛斗の部屋のチャイムを押した。ドアが開き、愛斗が顔を出す。
「正子さん? どうしたんですか?」
「あら、実はこのマンションに引っ越してきたの。これからよろしくお願いしますね」
「こちらこそ、よろしくお願いします!」
短く挨拶を交わして部屋に戻った正子は、また愛斗に会えた喜びで胸が躍り、なかなか眠れなかった。
朝が来て、夜8時が来る前にサプリメントを飲むと、体がふわりと軽くなり、気がつけば40代の頃の自分の姿になっていた。
鏡を見て驚きながらも、気持ちが落ち着くと、張り切って料理を作った。つい多めに作ってしまったので、タッパーに詰め、愛斗の部屋へ届けに行く。
「愛斗くん、昨日は挨拶だけだったから、おすそ分けよ」
「わあ、ありがとうございます!……えっと、正子さんの娘さんですか? 雰囲気がそっくりだったので」
正子は少し考えてから、そっと微笑んだ。
「そうなのよ」
「そうなんですね。お母さんも娘さんも、本当にお美しいですね」
「ありがとうございます」
胸の奥がくすぐったいような、嬉しい気持ちになりながら、正子は愛斗の笑顔を見つめていった。
「アリサですよろしくね」
「よろしくお願いします」
「愛斗さん何か作ろうとしてたんですか」
「あ、天ぷらですよ」
「そうなんですね」
愛斗はありさに作ってもらい食べた。
「すごい衣がサクサクですね」
愛斗はサクサクのテンプラわたべた。
食べてから話をしてからありさは
帰った。
ありさは帰り愛斗は胸がドキドキした。
ドキドキしてから次の日になった。
ドキドキして次の日になり愛斗は友達ののりおと待ち合わせをした。
ある日、買い物に出かけた帰り道、歩道の段差につまずいて派手に転んでしまった。痛みで体が動かず、立ち上がれないでいると、通りかかった女子高生たちは、ちらりと見ただけで足早に通り過ぎていく。正子はただうずくまり、どうしようもなく困っていた。
その時、ひとりの青年が足を止め、そっと手を差し伸べてくれた。
「大丈夫ですか?」
青年は愛斗と名乗り、正子をゆっくりと起こしてくれた。
「ありがとうございます、本当に助かりました」
「どういたしまして。お姉さん、どこか痛くないですか?」
正子は思わず笑った。
「お姉さんなんて、そんな。私はもう73歳なのよ。立派なおばあちゃんでしょう」
「えっ、そうなんですか? 全然、若く見えますよ」
愛斗の優しい笑顔に、正子の胸は初めてのときめきでいっぱいになった。その後も少し話をして別れたが、家に帰ってもその笑顔が頭から離れない。手当てを済ませると、正子はいつものサプリメントショップへ向かった。店を経営しているのは、兄の高だ。
「お兄ちゃん、今日会った人のことなんだけど……」
愛斗の話をすると、高はにっこり笑った。
「それは恋だよ、正子」
「えっ、恋? 私はもう70歳を過ぎてるのよ」
高は奥から小さな瓶を取り出し、正子に手渡した。
「これは若くなるサプリメントだ。ただし、夜の8時になると元の姿に戻るから、気をつけなさい。これで、あの青年と素直に恋をすればいい」
「ありがとう、お兄ちゃん」
正子はサプリメントを受け取り、その足で引っ越しの準備を進め、愛斗と同じマンションに移り住んだ。
翌日、菓子折りを持って挨拶回りに行き、愛斗の部屋のチャイムを押した。ドアが開き、愛斗が顔を出す。
「正子さん? どうしたんですか?」
「あら、実はこのマンションに引っ越してきたの。これからよろしくお願いしますね」
「こちらこそ、よろしくお願いします!」
短く挨拶を交わして部屋に戻った正子は、また愛斗に会えた喜びで胸が躍り、なかなか眠れなかった。
朝が来て、夜8時が来る前にサプリメントを飲むと、体がふわりと軽くなり、気がつけば40代の頃の自分の姿になっていた。
鏡を見て驚きながらも、気持ちが落ち着くと、張り切って料理を作った。つい多めに作ってしまったので、タッパーに詰め、愛斗の部屋へ届けに行く。
「愛斗くん、昨日は挨拶だけだったから、おすそ分けよ」
「わあ、ありがとうございます!……えっと、正子さんの娘さんですか? 雰囲気がそっくりだったので」
正子は少し考えてから、そっと微笑んだ。
「そうなのよ」
「そうなんですね。お母さんも娘さんも、本当にお美しいですね」
「ありがとうございます」
胸の奥がくすぐったいような、嬉しい気持ちになりながら、正子は愛斗の笑顔を見つめていった。
「アリサですよろしくね」
「よろしくお願いします」
「愛斗さん何か作ろうとしてたんですか」
「あ、天ぷらですよ」
「そうなんですね」
愛斗はありさに作ってもらい食べた。
「すごい衣がサクサクですね」
愛斗はサクサクのテンプラわたべた。
食べてから話をしてからありさは
帰った。
ありさは帰り愛斗は胸がドキドキした。
ドキドキしてから次の日になった。
ドキドキして次の日になり愛斗は友達ののりおと待ち合わせをした。
