シュガー&シュガー【完】



——『寧ろ止まらないに500票』

 エリの言うとおり向葵さんは只今暴走中。


 あ、でも午後から授業がある。

 出席カード——…


「翠!出席カードなら任せな!」


 入り口からひょっこり顔を出したエリが大きく手を振る。なぜ私の考えてることがわかるの、エリ!エスパーエリからの心強い言葉に私と向葵さんを顔を見合わせて笑う。明日エリちゃんの好きなスタバの抹茶フラペチーノ奢る。必ず!エリに見送られながら私は向葵さんと大学をあとにした。




 部屋に入るなり、背後から強く抱きしめられる。


「ま、まだ玄関ですよ、向葵さん」
「ここに来るまでの間、耐えたんだから許して」
「でもっ」


 顎を掬いとられ覆うようにして唇を奪われる。表面を撫でるように、ちゅ、と小さなリップ音を薄暗くて静寂な部屋に響かせる。啄むキスが何度か繰り返され、酸素を求めて口を開けば途端に生ぬるい感触が舌を伝う。


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