フェイク・シークレット 〜自分を守るために〜
コーヒーカップに座った。


「全力で回してもいい?」


「いいよ、でもちゃんと節度は守ってよね……って!!」




私は涼のいいよを聞いた途端全体重をコーヒーの取っ手にのせてぐるぐる回し始めた。



周りの景色がどんどん変わっていく。


他の人の楽しそうな声。


そして……


涼の冷製でも楽しそうな顔。




「りょー!楽しいー?」

「うん」




そこからは涼も回すことに参加してくれた。


グルグルグルグルグルグルグルグルググルグル————


途中で回せなくなって、コーヒーカップを降りることになった……。



私は立とうとしたけれど、ふらっとして回していたところに手をついた。





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