フェイク・シークレット 〜自分を守るために〜
そして、勉強会がやってきた。
「凛ねぇ、行ってきます!」
「いってらっしゃーい、十分気をつけてよね」
「はーい!」
だいたい歩いて十五分ぐらいにある。
そんなにかからないから、まだ夏の暑さが残る道をなるべく早く歩く。
「あ、涼」
「お、夏澄!」
「おはよ〜」
「うん、おはよう」
「じゃあ、……あれ?勉強会なのにしゃべれなくない?図書館だと」
「?あぁ、おしゃべり可のところがあるから大丈夫!」
なるほど、おしゃべり可のところがあるんだ。
じゃあ教えながら勉強会できる。