フェイク・シークレット 〜自分を守るために〜
涼と私は木曜以外の時間だけ、勉強会をしていた。
「涼、吸収はやっ」
「そうかな?まぁ人並みくらいじゃない?」
うーん、それだったら私はどうなっちゃうんだろ……?
「それでさ、明日、駅の改札で集合でもいい?」
「いいよ」
「じゃあそうしよ」
私の人見知りで緊張するクセも解けてきた。
結構普通に接することができる。
次の定期テストは、10月。
だから、少し時間が空く。
その間に少しでも知識を詰め込むことを今頑張ってる。
「何買うか決めてる?」
「うーん、なんだろう、万人受けするような物……かな?」
万人受け……ね……。そのお母さんの好みとか分かればいいんだけどな。
「お母さん、何が好きか知ってる?」
「……わからないかも。でも生け花はやってる」
いけ、ばな……じゃあお花とかが好きなのかな?
「とりあえず考えてみるね」
「俺も」