フェイク・シークレット 〜自分を守るために〜
「行こっか」
「うん」
「プレゼント何か考えた?」
「俺は……うーん、ハンカチ、とか?」
ハンカチかぁ、たしかにそれでもいいかもね。
「夏澄は考えてくれた?」
「あっ、うん。誕生石とか、イヤリングとかピアス……とか?あとはブローチ、ネックレス、とか……」
「なるほど」
センスはないかもしれないけど、……参考までに。
「じゃあおしゃれ系の場所行く?」
「そうだね」
私たちはふらっと雑貨の方によってみた。
「これかわいい」
「……いぬ?」
「うん、なんかふにゃってしてて」
「……だね」
あ、合わせてくれた。
ふふっ、分かりやすい。
な、んか……可愛いかも。
「あ、写真とかある?お母さんの」
「あるよ」