フェイク・シークレット 〜自分を守るために〜


スマホを開いて見せてくれた写真の中には、涼に似て少しキリッとしてる目つきと違って柔らかそうな目をしている人がいた。


わぁ、全然違うかも。


でも骨格とかは似てる……かも。



「かわいい人だね」


「……そうかな」



「ふふっ、うん」



結局私は雑貨屋さんで何も買わず、次の店に行くことにした。


「お母さん、かわいい系だからハードル上がっちゃうね」


うーん、どうだろう?

あの人に似合いそうな……の。


「あ」



どうした?涼。


「これ、どうかな?」



「え?いい」


両の手のなかに、青い宝石がついたネックレスが置いてあった。


それも、誕生石のサファイア。


……これじゃん。



< 25 / 128 >

この作品をシェア

pagetop